「革命戦争回顧録」 チェ ゲバラ
この本はキューバ革命戦争でチェ ゲバラ 氏の体験がこと細かく綿密に書かれています。いろいろな資料(メモ書き)などをもとに正確に書かれています。
この本を読んでいきますと感情移入してしまいますが、戦争の中でのサバイバル生活や人が死ぬ、人を殺すというおよそ自分が経験することがないであろうという状況を淡々と感じることができます。戦争中で自分個人の利益を優先しての裏切り、組織のための仲間の殉死、被弾や怪我など戦争という大きな出来事の中で個人が経験した様々なことを感じることができました。
この本を読んで記録を残すということについて深く考えました。著者は細かい記録をもとに線密な回顧録を記しています。ドラマではなく本当のことをこれほどまでに人々に伝える本書は自分達が知ることができないことを知ることができる貴重な書だと思いました。
これからも平和を当然と考えずに読書を通して勉強していきたいと思います。
上板橋第二小 PTA会長 本間 一成