板橋区立小学校PTA連合会

会長の100冊読書(44)『太陽の子』

「太陽の子」 灰谷健次郎 著

この本に出会ったのは30年近く前の高校生の時でした。戦争で沖縄の人々が受けた地獄のような苦しみやつらさ、そしてそれが今もまだ続いていることに衝撃をうけて泣きながら読んだ記憶があります。その後何度か読み返し、優しさとはなにか、生きるとはどういうことか、多くのことを考えさせられました。言葉では言い尽くせない本当の痛みやつらさを経験した人が、人の悲しみを自分のものととらえることができ、人に優しくできる…。多くの人に読んでもらいたい作品です。

高島第三小学校  小西

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