板橋区立小学校PTA連合会

会長の100冊読書(9)『奇跡が起こる半日断食』

「奇跡が起こる半日断食」甲田 光雄 著

たまたま妻が図書館で借りてきたのを読んでみた断食のススメ。 野生動物は必要以上の食物を摂取することはなく、したがって肥満に悩む野生動物なんてヤツはたぶん存在しない。一方で現代人は過剰な脂肪で血管を詰まらせたり、植物の花粉でアレルギーを起こしたり(僕も花粉症・・・)と、成人病はじめ色々な病気に悩まされている。この本によると、人間は栄養不足になると体の中の余分なモノを分解してエネルギーにする能力があるらしく、またそういった活動を通じて体のバランスを回復させることができるらしい。断食を行うことで人は人間が本来持っている治癒能力を取り戻すことができる、というのがこの本の主旨。著者の体験談に基づく方法で、また実際に多くの人の体験談、病気や怪我の治癒例も掲載されている。ちょっと宗教っぽい雰囲気もあり、この方法が万人向けとは全く思わないが、一つの考え方としてはアリかなと思う。3.11以降、電力使用をはじめ多方面で節約が叫ばれるなか、食べる量を減らすというのは究極のエコかも。しかも健康になれるとはなお素晴らしい。まあでも僕はとりあえず食べ過ぎないように気をつける程度で、実証はいつのことやら。 最後に、この本はあくまで(食べ過ぎの?)大人向け。子どもはたくさん食べてまずは体を作りましょう。

緑小 PTA会長 武田寛之

 

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